アロハあるいは2

アラカンのりねえさんの主に旅の記録です。

イタリアあれこれー雑感

イタリアは、そんなに行った気はしなかったのですが、5回目です。

結婚前に添乗員付きヨーロッパ周遊ツアーで2回。その後数十年を経て、2013年に地中海クルーズの出発地でベニスへ。その時はイタリアはバーリにも寄港。ギリシャ、トルコ、クロアチアを回ってベニスに戻りました。そして2016年に再び地中海クルーズでジェノバへ。カンヌ、バルセロナマジョルカ島コルシカ島を経てイタリアに戻り、ナポリ、ラスペツィア、チンクエテッレ、ミラノに行きました。

じっくり回ったのは今回が初めて。また夫は初イタリアでした。

 

 

で、今回のイタリア旅行を通じて感じたことなど。

 

・英語が通じない

ホテルや観光客の行く場所ではどこでも問題なく通じます。各種券売機なども言語が選べ、英語は必ずあるので助かります。

あ。話逸れますが、イタリアでの日本語の存在感は下がる一方。英語、中国語、韓国語はあっても、日本語はまずない。フィレンツェのアウトレットモールでも日本語ないし(!)、美術館・博物館などの音声ガイドも日本語はないところの方が多い感じ。

で、英語。

通じないところは通じない。

観光エリアから少し離れたイタリアの中華レストランのオーナー中国人は、中国語とイタリア語しか話せません。ビーチにいたマッサージの中国人おばさん達も中国語とイタリア語のみ。「ハウ・マッチ?」すら知らない。当たり前と言えば当たり前なんだけれど、イタリア語を話す中国人を見るのも新鮮です。

ドイツでも、サウナでご飯を食べようとした時に、サウナ内レストランのメニューがドイツ語のみ。さっぱりわからない。スマホもロッカーに置いて来たから翻訳アプリも使えないし。メニューの文字をじ〜っくり見比べた結果、パスタのメニュー内の◯◯◯の部分と◻︎◻︎◻︎が具材を示す言葉だと言うことはわかった。でもその◯◯◯と◻︎◻︎◻︎がどうしても何なのかかわからないので、ちょうどその場に中学生女子が2人いたので「若者なら英語多少は知ってるだろう」と思って聞いてみました。

そしたら全然わからないのよー。肉とかポークとかチキンとかフィッシュとか教えて欲しかったのですが、知らなかった…

中学校で英語必須と思っていた私の認識が甘かった。英語も必要な人しか学ばないものなのかも。

よく「フランス人は英語が話せるのにプライド高くて英語話さない」なんて話聞きますが、あれってホント?って思います。パリの若者ですら英語わからない子は本当にわかってないから。

それでも尚、やはりどこに行くにしても必要なのは英語ですよ。もっと勉強しないとな。勉強って言うか、もっと話す努力しないとな。

 

・キャッシュレス

イタリアの前のハワイでも感じでたんですよ、キャッシュレスの波急激に来てるな、って。だって、レジでお釣りをちゃんと出せない若者がいるんだもの。あなたもしかしてコインの種類知らないの?くらいの世代が出現し始めてる気がしてました。

で、イタリア。とにかく高額紙幣は敬遠されます。高額と言っても20ユーロ札とか。€20っておよそ2,500円です。€20札出して「お釣りがない」を理由にカード払いに変えたことは何度もありました。お店のみならず駅の切符売り場でも。

そのうち本当に現金のやり取りはなくなるのかも。

次はマルチマネーのデビットカードでも作ろうかなあ。

やっぱり日本はその点では遅れてるよ。

 

ジェラート

イタリアと言えばジェラート

たくさん食べました。どこでもみんな食べてたし。イタリアのジェラート屋さんでいいのは、食べに来ているお客さんが若者だけではないこと。老若男女さまざまなので私たちも気軽にお店に入れていいです。

私たちの定番は、コーヒー味とレモンシャーベットの組み合わせ♪

 

・イタリア料理

「イタリアにイタリア料理と言うものはなく、あるのは各地の郷土料理」と言われているようですが、イタリアと言えどもグローバリゼーションの波には逆らえず、だいたいどこに行ってもピザでもイカ墨パスタでもカルボナーラでもなんでもありました。(笑)

そしてほぼ3週間イタリア料理漬けでしたが、全然飽きなかったな。日本帰って来た次の日でもオーケーな感じ。

なぜなら、意外とあっさりしているから。

イタリア料理のイメージってトマトソースとチーズとニンニクと油のこってり感かと思うのですが、全然そうではなかった。一昨年イギリス行った時もピザはよく食べていたんだけれど、さすがに続けて食べるのは無理でした。でもイタリアのピザなら大丈夫。サンドイッチも毎日食べても大丈夫。

あと、ちゃんと前菜、パスタまたはピザ、メインを1人ずつちゃんとオーダーしないとダメ、とかシェアして食べることはない、とか、少ない注文はイヤな顔されるとか、色々聞いていましたが、そんなことなかったな。持ち帰り用のパックも何度かもらったし、そう言う色の面でもグローバル化が急速に進んでいるように思えました。

 

・タバコ

日本からは信じられないくらいの喫煙大国です。くわえタバコで屋外作業している人とか久し振りに見たわ。

ホテルや建物内は基本禁煙のようですが、とにかくタバコ吸ってる人はまだまだたくさん。お陰で街中に灰皿もたくさんありました。(喫煙者の夫にとってはありがたい話。)

東京はオリンピックに向けてスモークフリーを徹底するそうですが、力を入れるとこそこ??と大いに疑問。何か他にしなくちゃいけないことある気がするんだけどなあ…

 

・ゴミ箱

ゴミ箱もしかり。ちゃんと捨てたい時にゴミ箱があって捨てられてありがたいなあ。

あるべきところにちゃんとあるのがゴミ箱だと思うのですが、まあ、日本中ゴミ箱のないこと。本当にそれでいいの??

 

・海水浴

海に行くのも若者だけではありません。

電車にも「これから海に行くのよ~」という女子会グループ(若者ではない)がいたり、結構な年配のご夫婦がスクーター二人乗りして海に来ていたりして楽しそう。

そしてとにかくみなさん日光浴が大好き。ビーチチェアも海に向かってじゃなくて太陽に向けて並べてますから。パラソルの日陰を求めてせっせと移動しているのって私たちだけだったかも^^;

 

・熱波

旅行全般を通じてとにかく暑かった。

気候によって訪れた土地の印象って変わると思いますが、シエナがとてもいいところだったのは、もしかしたら涼しかったからかもしれません。

7月初旬のヨーロッパがあんなに暑いとは思ってなかったな。一昨年同時期に行ったイギリスがむしろ寒いことの方が多かったので(ダウンジャケットよく着たし、それでは足りなくて毛糸の帽子を買ったくらい)、想定外でした。

それもこれも、タイミング、なんですよね,きっと。

 

・車

とにかくマニュアル。

イタリア人はマニュアル大好きなのかなあ。。。 女性ドライバーもとても多いんだけれど、みなさんマニュアル。ATへの移行なんて全然なさそう。

そして小型車が多い。だって道狭いし路上駐車るすにしても小さい方が便利だよね。

イタリアと言えばフェラーリランボルギーニなどの超高級車の国だけれど、フェラーリランボルギーニを見かけることは皆無でした。

 

・ユルい

美術館の警備員だってスマホやってますから。

そういうところが嫌いじゃありません。